国際線の航空需要が特に強まる時期の一つである、ゴールデンウィークが始まった。さまざまな国から訪日外国人客(インバウンド)が増えるのにあわせ、空の旅を彩る機内食もその多様さを増している。シェフが手がける凝ったメニューを採り入れたり、あえて機内食を省くサービスを始めたり。航空各社は、あらゆる選択肢を設けて旅客獲得を図っている。
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キンメダイの煮付けやハモの皮の甘酢あえ、茶そば――。
この懐石料理は、カナダの航空最大手「エア・カナダ」が、日本発着便のビジネスクラスで3月から提供し始めた日本食メニューだ。
トロントでミシュラン一つ星を獲得した日本人料理長に監修を依頼した。日本食はこれまでも機内で提供してきたが、日本人によるメニューは今回が初めてだ。
機内食は機体と同じくらい重要
顧客サービスなどを担当する…